ご挨拶

貿易企業の基幹業務システムの現状

中堅以上の商社では、SAPをはじめとする外貨対応のERPを導入するケースが多くなりますが、中小貿易企業向けには、国内販売管理システムに連携して使用する貿易ソフトしかありません。多くの場合、貿易業務は貿易ソフトで管理し、その結果を国内システム側に二重入力する運用になっていますが、これでは、せっかくのシステム導入効果も半減してしまいます。弊社製品は、この二重管理を解消するために、貿易取引であっても、国内取引であっても一つのシステムで一元管理できるよう設計されています。また、外貨や円貨の入出金処理、会計仕訳出力までシームレスに管理できる点も強みです。さらに、1ユーザーあたりの月額単価を低く抑えていますので、事業の成長に合わせて必要な時期に必要な人数で使っていただくことが可能です。

クラウドをお薦めする理由

弊社の製品は、売り切り方式ではなく、クラウド型の月額利用料方式を採用しています。経営だけを考えれば、売り切り方式の方がすぐに売上を計上できて良いのですが、クラウドでの提供にこだわる理由があります。いわゆる『箱物』のパッケージは、お客様自身のサーバーに導入されるため、ヘルプデスクに電話をしても、長々と説明をしなければ、なかなか求めている答えにたどり着くことができません。その一方で、クラウドであれば、お客様と同じ画面を見ながらサポート対応を行えるので、問題解決にかかる時間を短縮でき、お客様の満足度は全く次元の違うものになります。また、『クラウド』という言葉からは、画一的なシステムを多くのユーザーが利用することで安くなるイメージを抱かれる方も多いと思いますが、弊社では『お客様の成長に寄り添う』ことを目指しており、可能な限りカスタマイズのご要望にもお応えできるよう努力しております。

今後の活動

最後になりますが、経済産業省の『企業活動基本調査報告書』なる資料を見ますと、製造業と卸売業で、貿易に従事している比率は33%程度です。弊社のクラウド型貿易ソフト『EX-TRADE』は、5~50名未満の企業を対象としていますので、製造業と卸売業約19万社(5~50名未満)のうちの33%と考えると、約6万社が対象となります。当然、その全てのお客様にアプローチできる訳ではありませんので、一期一会を大切にしながら、できるだけ多くのお客様の成長を支援していきたいと考える次第です。

代表取締役社長 原本 陽太

PAGETOP